看護師として働いていて、そろそろ転職を考えたい方のための情報をまとめました。
特に初めての方は簡単に転職できるのか不安に感じるかと思います。
まずは、大きな流れを理解しましょう。
転職は簡単?看護師の有効求人倍率
有効求人倍率は2021年2月(最新)で2.15倍です。
これは、求職中の1人に対して2.15人の求人があるということです。
以前から看護師は人手不足と言われていて、現在もその傾向が続いています。
看護師は転職しやすい職種であり、転職する人も多いので、転職のハードルは他の職種に比べて低いです。
転職を少しでも考えたらはじめにやること
転職を考えたらまずはじめにやることは転職サイトへの登録です。
費用は病院側が負担しているので、相談も紹介も無料で利用できます。
看護師の転職サイトは、非公開の求人もあります。
無料なので、とりあえず登録して非公開の求人に希望があるかどうかチェックすることもできますし、希望が決まっていない人もとりあえず求人を眺めてみたり、相談してみたりして希望を見つけることができます。
転職サイトは、希望・条件も親身になって探してもらえます。

看護師の転職の流れ
転職サイトに登録した後は、以下の流れになります。
また、担当者との相性や求人の内容も異なるため、複数のサイトに登録するのがおすすめです。まだ登録してない人は看護師専門の求人サイト一覧を参考にしてみてください。
1、準備(希望の優先度などを決める自己分析)
自分自身でノートやメモ帳に、今までやってきたこと(知識・経験)や何が嫌でどうしたいのかをまとめて自己分析します。
また、
辞めたいけど辞めたい理由が分からない。
今後どういったキャリアがあるか分からない。
そんな場合でも大丈夫です。
何も分からない段階でも転職サイトの担当者に聞いてみてください。
「看護師にありがちな理由」「実際に転職に成功した看護師の転職先」などの情報を聞くことで、考えがまとまってきます。
2、履歴書・職務経歴書を書く
内定をもらいやすい履歴書・職務経歴書の書き方は転職サイトで教えてもらいましょう。
転職サイトは、実際に採用された看護師、採用されなかった看護師の情報があります。
自分の希望を伝えつつ、言い換えが重要。
(例)本当は飽きて他のことがやってみたくなったけど、キャリアアップということにする。
3、面接対策をする
面接対策も転職サイトで教えてもらいましょう。
面接に苦手意識がある場合、模擬面接を実施していて面接対策バッチリなマイナビ看護師
がおすすめです。
4、内定
内定したら、退職の準備を始めます。
分からないことがあれば転職サイトの担当者に聞いてみてください。
転職活動期間は?
看護師の転職活動期間は、準備から内定まで平均して1ヶ月前後と言われています。
看護師の場合は面接も1回で決まることが多いので他の職種に比べてスピーディーです。
もっと早く転職したい!我慢できない!という人は、複数の職場に同時進行で応募しましょう。
準備期間を長く取って慎重に時間をかけた方が満足できますが、すぐに転職したい場合は心身の健康を優先させた方がいいです。
ご自身の状況に合わせてトライしてみてください。
転職はバレないの?
転職は自分がうっかり話さなければバレません(笑)
現在は個人情報保護法で情報漏洩は厳しく禁止されていますから、転職サイトや転職先の病院が情報を漏らすことは違法行為です。
転職活動をしていることは、周りの人には内緒にしておきましょう。
何かきっかけがあって上司にバレてしまう可能性もあるので、仲のいい同僚でも黙っておいた方が確実です。
もし、転職をやめることになったら気まずくなってしまいます。
どうしても相談したい場合は、勤務先とは利害関係のない人・繋がりのない人がいいでしょう。
今の条件が世間の状況と比べてどうなのかは日々変わり続けます。
良い条件で転職できそうなら次の職場が決まってから退職を考えればいいので、転職しなかった時のことや転職をもう少し先にする選択をしたい時のために、意思が固まっていなければこっそりやるのがおすすめです。



参考:
マイナビ看護師(https://kango.mynavi.jp/)
(一般職業紹介状況(厚生労働省))
ナースセンターの登録データの集計・分析結果(日本看護協会)